ヤマアラシのジレンマ
寒空に2匹のヤマアラシ。
身を寄せて温めあおうとすれども
体を覆う針が相手を傷付けてしまう。
自分にもそれは刺さり、苦痛を感じるために離れる。
今度は寒さが身に凍みる。
また身を寄せ合う。
それを繰り返して、
適当な距離を見つける。
凍え死なないために。
自分の身を守ることはできる。
近づきさえしなければ。
寒かろうが傷つかないで済む。
ただもう一つの欲求は満たされないまま。
しかしそれは相手を守るためでもある。
とは言え、本当はやっぱり自分が傷つきたくないだけ。
身を傷つけてまで温めあうか。安全をより欲するか。
既に傷つき、傷付け始めてるとも知らずに。。。
回避でき得るものならば回避すべきだろう。
でも人間関係はそうはいかないかな。
傷つけあって解る。成長する。 難しいけどね。
このジレンマ、人間関係だけじゃなくていろんなことにも言えるかな。
世知辛い世の中ですしな。。。 ( ^^) _旦~~ って、どこのジジィや!!
*ヤマアラシのジレンマ:ドイツの哲学者Schopenhauerの寓話